イメージ画像

VPNとは

VPN(Virtual Private Network)とは、拠点の異なる遠方の機器を、あたかも同じ建物の中にあるかのように、社内(家庭内)ネットワークとして構築することができる技術です。

例えば、東京の本社と福岡の支店のパソコンを、あたかも同じ社内のパソコンであるかのように、共有フォルダを参照したり、東京のパソコンの書類を福岡のプリンターで印刷したりできるようになります。

応用すれば、例えば日本全国に支店を持つ会社の顧客情報データベースを東京の本社に1つ置いておけば、支店ごとに顧客データを持つのではなく、東京のデータを参照することで、常に全国のリアルタイムの顧客データを所有することになり、スピーディなデータの活用が可能となります。

これらのデータの送受信は、これまで専用回線を用いるのが主流でしたが、既設のインターネット回線を利用することにより、安価にVPN環境を構築することが可能になりました。

各社屋の機器とインターネット回線の間にVPN機器を導入することで、不特定多数の情報が交差するインターネット回線上では暗号化通信を行うことができ、第三者によりデータを盗み見られるリスクも回避することができます。