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固定IPでできること

例えば、インターネットのホームページを見て情報を収集する際、URLと呼ばれるホームページのアドレスを使用していますが、ホームページのアドレスは、DNSサーバーを介し、IPアドレスを参照しています。

すなわち、ホームページのデータが保存されている領域は、一般的に固定IPが割り振られています。

つまり、インターネット上のあらゆるサービスは、固定IPが割り振られた機器にアクセスしていることになります。

もし、サービスの参照先が変動IPであれば、接続する度に参照先が変わってしまいますので、非常に面倒なことになります。

ただし、これらはあくまでも「データを参照先から受信する」場合であり、一般的なユーザーは、自分のパソコンを固定IPにしなくても、普通にインターネットを楽しむことができます。
■参考■ OCN 固定IP 光IP1 http://www.kotei-ip.com/hikari1/

では、固定IPを持つことで、一般的なユーザーは何ができるようになるのでしょうか。

それは、そのユーザーが固定されたIP、すなわち自宅や会社のデーターを参照することができるようになるのです。

ここで言う「データー」とは、単純に文書ファイルや画像ファイルといった、作業データーだけを指すのではありません。

例えば、自宅や会社に防犯カメラを設置した場合、固定IPを使ってアクセスすることにより、防犯カメラの映像を外から見ることができます。

もし、この時IPを固定していなかった場合、外出前にIPアドレスをあらかじめ確認しておけば大丈夫なのですが、例えば自宅が停電になったり、プロバイダがメンテナンスを行ったりすることで、IPアドレスが変わってしまい、もう防犯カメラの映像は見られなくなります。

つまり、ユーザーが自宅または会社の機器を参照する必要性が出た場合、固定IPが必要だということです。

余談ですが、Webカメラを使ってパソコンでビデオ通話をしたことはありませんか?

例えばあなたが外出する際、パソコンの電源をいれっぱなしにして、WebカメラをONにしておけば、それは防犯カメラとして使うこともできます。

すなわち、誰でも防犯対策ができる時代になっていることから、固定IPの需要は、個人・法人問わず増えていくと考えられています。

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